まず、台風の被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。
皆様大丈夫だったでしょうか?
交流会の話の前に
本日、兼ねてから準備をしていたニュージランド・オークランドの公立中学校の皆さんとオンライン交流会を実施しましたが、今回の台風のニュースは向こうでも大きく取り上げられているようです。
現地の中学生からも心配の声がありました。
私の実家近くは、田んぼが広い範囲で水没し、一面湖のようになってしまいました。
日中は、ちょうど実家から程近いところに住む同級生宅が孤立状態になったので、こまめに連絡を取り合うなどしていました。
近くまで行こうとしましたが、道路も水没して、車では到底行ける状況ではなく断念せざるを得ませんでした。
また、別の友人宅では、車が水没仕掛けたということで、日中の間に顔を出しお互いの安否を確認し合ったりしました。
私が現在住んでいるところは、渋井川の支流のすぐ側なので、台風の夜はほぼ寝ずに過ごしました。
深夜、何度も水位を確認しに行きましたが、被害という被害はありませんでした。
しかし、下流の方(西荒井地区)の被害がひどかったようで心配です。
三本木の方も大変なようです。
保護者から授業に行けないという連絡がありました。
2015年の水害の時、三本木の民家にボランティアで瓦礫の撤去作業に参加しましたが、今回もきっと同じところが、同様の被害に遭われているかと思うと気が気じゃなくなります。
まだ情報が錯綜しているところもありますが、ボランティアの募集があれば参加してみようと思っています。
まだまだ二次被害が出そうな様相も呈しているので、くれぐれも安全第一で行動していただけたらなと思っています。
交流会
そんなバタついた状況ではありましたが、本日も交流会のために生徒たちが集まってくれました。
被害はあまりなかったと話してくれましたが、やはり友達の家が大変だということは、すでに各自情報として把握しているようでした。
インスタやツイッターなどのSNSでの情報交換は、災害時とても迅速です。
仲間同士で心配し合う様子が伝わってきました。
今の時代は、こういう形で相手を気遣うのが当たり前の形になってきていると改めて感じます。
ニュージーランドの方々とも、普通に自己紹介から始まりましたが、冒頭から心配していただくなど、心通う交流が生まれていました。
交流会自体は、とても明るい雰囲気で進みました。
前回も感じたのですが、みんなとても積極的です。
恥ずかしがったりもしているのですが、好奇心の方が上回っていろいろ質問してくる感じです。
日本の文化に興味があるということで、隣のクラスから先生に頼み込んで参加したという生徒もいました。
中学生の英語力
今回、サマータイムを考慮していなかった、というトラブルがありました。
そのため、こちら(日本側)の準備が整わないままスタートしてしまいました。
しかし、そうした状況にも関わらず、カラフル学舎から参加した生徒たちは頑張って国際交流をしていました。
今回は、前回の反省点を踏まえ、大人数同士で話す時間を減らしました。
その代わり、マンツーマンの時間を増やし、10分間、こちらでランダムに割り振った生徒同士でトークするスタイルにしてみました。
ミーティングアプリZoomを使うことで、多様なシュチュエーションに対応したやりとりが可能なため、カラフル学舎の授業でも多用しています。※代表加藤はZoomエバンジェリストです。
日本からは、大崎市のカラフル学舎の他に、大阪や石巻の塾さんも参加し、多様なコミニケーションの場が生まれていました。
ただ、中学生たちは必死でした。
なんとか想いを伝えようとしていました。
私は、生徒の相手(ニュージーランドの中学生)が英語で何を質問しているか、全員のやりとりを聞くことはできなかったのですが、生徒たちの応対を見て、趣味や得意教科などのやりとりをしているのがよく分かりました。
つまり、伝わっているということです。
みんなまごつくことなく、会話が途切れないように意識しながら話している姿が印象的でした。
時間は40分。
あっという今に終わってしまいました。
生徒たちは、
「全然話せなかった」
と言っていましたが、一方で、
「思ったよりも英語が通じた」
という声もあり、自信を深めたようでした。
まとめ
今回のイベントは、夏休みに続き2回目だったのですが、今回もやって良かったと思っています。
もちろん、まだまだ課題はありますが、異文化を感じ、多様性を認め合う社会当たり前になってくる中、こうした取り組みの持つ意味合いは今後どんどん深まっていくことでしょう。
直接行かなければ分からないこともたくさんありますが、今回のイベントが生徒たちの何かのいいきっかけになればなと思っています。
次回はまだ決まっていませんが、無事2回目も終えましたので、今後も3回目、4回目と続けていけたらと思っています。