「勉強が面白くなる瞬間」を使ってミニ講義

勉強が面白くなる瞬間

冬期講習最終日、中3の生徒たちの前で「勉強が面白くなる瞬間」の内容についてお話しました。
もちろん個別に学習指導は行なっていますが、毎回ですとどうしても「講師の偏見」になりがちです。
そのため、こういった本を使ってモチベーションを上げることは「客観的な意見」という意味でとても重要だと思っています。

こちらの動画も参考にしました。

https://www.youtube.com/watch?v=Uir0ZI60EzI

https://www.youtube.com/watch?v=HdZCbqKskW4

では、生徒に話した内容を以下にまとめます。

勉強に必要な要素は「心の強さ」と「モチベーション」

勉強で成果を出すためには、テクニックや教材よりも「本気で取り組む」という姿勢が最も重要です。以下のポイントを押さえて、成功への第一歩を踏み出しましょう。


勉強とは何か?

  • 人生を変える力
    数学や国語、英語などの学問は、論理力や表現力、コミュニケーション力を育てるものです。それは、より良い人生を生きるための「武器」となります。
  • モチベーションが全て
    勉強の成功は「本気でやる決意」にかかっています。モチベーションを維持し、行動に移すことが鍵です。

勉強に必要な5つの条件

  1. 自分が主人公である自覚を持つ
    自分の人生を切り開くのは自分自身です。他人の比較や周囲の目を気にせず、自分の物語を進めましょう。
  2. 具体的な目標を設定し、宣言する
    例: 「1週間で単語を50個覚える」「試験で90点以上を取る」など、明確で達成可能な目標を立てましょう。
  3. 行動で示す
    言葉だけではなく、行動に移すことが重要です。勉強を始めるまでの「ハードル」を下げ、小さな一歩を積み重ねてください。
  4. 苦痛や困難を受け入れる
    勉強の過程で訪れる失敗や挫折を成長のチャンスとして捉えましょう。努力が報われるには時間がかかりますが、その過程が自分を強くします。
  5. 自分に自信を持ち、その根拠を積み上げる
    小さな成功を積み重ねることで、自信を育てます。日々の進捗を記録し、自分の成長を実感しましょう。

モチベーションを維持するための実践テクニック

  1. 勉強仲間を作る
    一緒に目標を共有できる仲間と進めることで、やる気を高め合います。
  2. 進捗を可視化する
    勉強時間を記録するアプリやグラフを活用し、日々の達成感を得る工夫を。
  3. 報酬を設定する
    目標を達成したら、自分へのご褒美を用意する。小さな楽しみがやる気を後押しします。
  4. 短期的な目標を設定する
    長期目標を細分化し、毎日・毎週達成できるタスクに落とし込みましょう。

モチベーションを崩す敵との戦い方

  • 他人と比較しない
    成長の基準はあくまで「昨日の自分」。他人の進捗に焦る必要はありません。
  • 完璧を求めない
    完璧主義は挫折の原因です。「まずはやる」ことを優先し、進めながら改善しましょう。
  • サボりやすい環境を改善する
    勉強場所を変えたり、スマホの通知をオフにするなど、怠ける原因を排除します。
  • 長期的な視点を持つ
    勉強の目的を再確認し、その先にある「なりたい自分」を意識しましょう。

行動こそが成功の鍵

  • 手遅れかどうかではなく、「本気で取り組むかどうか」が全てを決めます。
  • 勉強を習慣化し、小さな成功を積み重ねることで、やがて大きな成果へとつながります。

勉強は、人生を変えるための心の鍛錬です。今日から本気で取り組み、自分の可能性を最大限に引き出してください。

勉強を習慣化し、成功を掴む


習慣は作れる

では「本気で勉強する覚悟」の重要性についてお話ししましたが、このあとはそれを日常に組み込むための「習慣化」について解説します。習慣は行動を継続的に行う力を生み出します。それをどう作るかがポイントです。


習慣化の基本原則

  • 21日ルール
    習慣を形成するには21日間の継続が必要です。この期間を乗り越えることで、脳が新しい行動を自然なものとして受け入れるようになります。
  • 一歩ずつ進む
    初めから完璧を目指す必要はありません。小さな目標を繰り返し達成することで、大きな目標へとつながります。

習慣を作るための具体的なアプローチ

  • 姿勢を正す
    背筋を伸ばし、堂々とした姿勢を保つことで集中力と自信が向上します。姿勢の良さを21日間意識してみましょう。
  • ながら作業をやめる
    勉強中は1つのことに集中する環境を整えましょう。音楽や映像、スマホなどの誘惑を排除します。
  • ノートは要点重視
    ノートはきれいさよりも中身が大事です。必要な情報を簡潔にまとめ、復習に役立つ内容にしましょう。
  • 環境を整える
    勉強机や部屋を整理し、集中しやすい空間を作ります。教室では最前列の席を選び、先生の話をしっかり吸収しましょう。
  • 健康管理を習慣に
    栄養バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけましょう。健康は勉強の土台です。

怠け心への対策

  • 失敗を「ミス」として処理する
    失敗を重く捉えず、すぐに再挑戦してください。「今日できなかった」というミスを次の日の改善に生かすことで、継続的に進歩できます。
  • 自分を責めない
    自分を否定することは物語の主人公を否定することです。どんな失敗も「次にどう改善するか」を考える前向きな姿勢を持ちましょう。

成功を妨げる壁を乗り越える

  • 「できない」の言い訳を捨てる
    未経験だからできない、という考え方を捨てましょう。成功者もすべて初心者から始まっています。
  • 努力不足を自覚する
    成果が出ない理由は「才能」や「環境」のせいではなく、多くの場合「努力不足」です。これを受け入れることが成長の第一歩です。
  • 忍耐力を養う
    勉強の序盤は困難で退屈に感じますが、それを乗り越える忍耐力が夢を現実に変える鍵です。

習慣化のメリット

  • 自信が生まれる
    小さな成功を積み重ねることで、自分を信じる根拠ができます。これが大きな目標を達成する原動力となります。
  • 逆境が強さを育てる
    風が強い中で作る鳥の巣のように、困難を乗り越えた経験があなたを強くします。

モチベーションを維持する方法

  1. 目標を明確にする
    • 大きな夢を持ち、それを実現するための小さな目標を立てましょう。
  2. スケジュールを立てる
    • 1年、1か月、1日の計画を具体的に作り、実行を管理します。
  3. モチベーターを持つ
    • あなたに勇気ややる気を与える人物や言葉を見つけましょう。動画や本でも構いません。

行動が全てを変える

  • 再挑戦を恐れない
    何度失敗しても、挑戦を続ける限りあなたは成功に近づいています。行動を止めないことが重要です。
  • 正しい選択を後から作る
    成功者は選択を正しいものに変える努力をしています。どんな道を選んでも、その選択を良いものにできるかはあなた次第です。

最後に:夢を追い続けるために

  • 夢には努力が必要
    夢には値札があります。その値段を払えるだけの努力を続けましょう。
  • 自分の物語を信じる
    自分の人生の主人公は自分です。他人に左右されず、自分の道を切り開いてください。
  • 習慣化が鍵
    21日間の挑戦で、あなたの生活は変わります。今日から始めて、成功への道を歩み出しましょう。

「勉強の成功は行動と習慣から生まれる」
覚悟と習慣化、そして継続する力があなたの夢を現実にします。失敗しても、何度でも立ち上がり挑戦を続けてください。 あなたならできます!

という内容でした。
実際に話してみるとこちらも勉強になることばかりでした。
今回の内容を参考にしてまずは目の前の1月を全力で乗り切ってもらえたらと思います。
乗り切ったなら、その先にある受験に自信を持って臨める自分たちがきっといるはずです。