中学受験の面接対策ってどうしてますか?
古川黎明中の受検に面接は付きもの。
でも、皆さん、面接対策にどの程度力を入れていますか?
小学校では、12月に入って大体1回練習するだけ。
2回以上やってくれるところは私の知る限り稀で、逆にやらないところも少なくありません。
そのため、ご家庭で練習をしている方が多いのが実情です。
「え?でも、塾では面接練習もするんでしょ?」となりますよね。
はい、面接練習はします。
でも、塾の先生は基本、勉強を教えるプロであって面接指導は専門外です。
いや、でも、対策や秘策って何かあるじゃないの?となりがちですが、大半は様々な質問事例を元に、志望動機やお辞儀の仕方、姿勢、などを指導する程度かと思います。
なぜ、そう断言できるのか?
それは、シンプルに、どの塾も面接に特化したコースを設けてないところからもうかがい知ることができます。
適性検査対策の授業はどこでもやってますよね。
作文指導も行っています。
でも、面接指導、これをウリにしている塾ってほとんどありませんよね?
考えてみれば不思議だと思いませんか?
けど、塾関係者ならみんな知っています。
古川黎明中の合否は面接次第でひっくり返る、ということを。
ご存知でしょうか?
黎明中は、合否の発表後、申請すれば適性検査と作文の点数開示をしてくれます。
でも、面接だけは点数を教えてくれないのです。
点数化されていない以上、塾としても結果でしか判断できません。
過去にこんなことがありました。
適性検査、作文ではしっかり合格ラインを突破していた生徒が不合格で、適性検査、作文が例年なら落ちていたかもしれない生徒が合格していたのです。
塾としては、非常になんとも言えない状況でした。。。
はい、そうなんです。
合格した生徒は、面接力で突破したのです。
面接練習の時からその片鱗はありました。
いつも受け応えがハキハキしていて、明るい印象が印象に残る生徒でした。
毎年、某企業に勤めている強面の方を面接官役としてお招きしているのですが、その方も一番良かったのはこの生徒だと言っていたのを覚えています。
つまり、面接で逆転は可能。
それだけ重要なのに、多くの塾がなぜ面接対策を前面に出さないのか。
こちらを考えていただければ、いろいろと見えてくるところがあるのではないでしょうか?
演技のプロに学び、面接に活かす!
そこで現在、カラフル学舎が着目しているのが演劇教育です。
演劇教育は、近年企業研修や学校の授業でも実践されるなど広がりを見せており、こどものコミュニケーションスキルを養う上で非常に注目を集めています。
多様な社会に必須のコミュニケーションスキルを、早いうちに体系的に身につけておくことがどれだけ大事なことかは言うまでもありません。
このスキルをどうにか面接にも活かせないものか?
そう考えるのは当然の流れでした。
そこで今回、演技講師をしながらプロの舞台俳優として活躍している伊藤拓さんに、面接講座を行っていただくことにしました。
伊藤さんは「北の国から」で有名な脚本家、倉本聡主宰の「富良野塾」出身の方。
現在は、仙台に拠点を構え、テアトルアカデミーで演技講師をしつつ、東北を中心に舞台に出続けています。
実は先日出演した舞台でご一緒させていただき、その卓越した演技力、そして誰もが一目置く人間性に惚れ込んで、今回無理を承知でご依頼させていただきました。
そして、快諾をいただいた次第です。
というわけで、12月12日(日)、既存の面接講座とは一線を画した、表現力、コミュニケーション力、相手に想いを届けることに特化したワークショップを実施します。
意外と、自分では一生懸命に話していても相手には気持ちが通じていないことってありますし、逆にそんなつもりじゃなかったのに、想いだけは届いていた、なんてこともあるのですが、その辺りの絶妙なポイントを一緒に探っていけたらなと思っています。
生徒には、他者(面接官)がどう感じるのか、言葉は相手に届けるもの、というのを今回の講座で少しでも感じ取ってもらえたらなと思っています。
プライベートレッスンのお申し込みも受付中!
ちなみに、面接講座は、個別であれば中学受験に限らず対応しております。
生徒に合わせて、カラフル学舎の繋がりから最良の講師をマッチングさせていただきます。
1回からでもOK。
もちろん、他塾に在籍している方でも受付けております。
プロのメソッドを直接感じていただくことで、大きな自信を持って面接に臨んでもらえる、そんなお手伝いを今後もしていけたらなと思っています。
あと不安なのは面接だけ、という方も多いこれからの時期、ぜひご一考いただければ幸いです。