宮城県のキャリア教育から感じたことをパラパラと

志教育

以下のような冊子がネットから閲覧できます。

「みやぎの志教育」とは
小・中・高等学校,特別支援学校の全時期を通じて,人や社会と関わる中で,社会性や勤労観を養い,集団や社会の中で果たすべき自己の役割を考えさせながら,将来の社会人としてのよりよい生き方を主体的に求めさせていく教育です。

宮城県教育委員会(みやぎの志教育8版)

https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/776741.pdf

職業を最終目標にする生徒が多いのは感じるところですが、そうではなくて、人として「自分のよりよい生き方」を目指すことが指針とされています。

平成28年12月に中央教育員議会で取りまとめられて、キャリア教育の中核的な位置付けとして、今年度より、国全体でキャリアパスポートが使われています。

「キャリアパスポート」の定義は、

児童生徒が、小学校から高等学校までのキャリア教育に関わる諸活動について、特別活動の学級活動及びホームルーム活動を中心として、各教科等と往還し、自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら、自身の変容や成長を自己評価できるように工夫されたポートフォリオのこと

とあります。

勘違いだったかもしれない

ここ最近、自分の勉強のためにも、いわゆる教育の現状をブログに書いていますが、生意気にもカラフル学舎は学校よりも新しいものをいち早く導入している、という感覚がありましたがそれは勘違いだったと言わざるをえませんね。。。

調べればいろいろと批判の声もあるのでしょうけど(今後調べていくと思います)、平成28年度以前にはすでに今の潮流を草案としてまとめていた国ってすごいです。

そう考えますと、学校が教育の中心で動いている以上、学校の方針を先取りして塾は行動すべきなのか?という問いが立ってきますが、学校という組織は非常に大きいため、現場にまで国の考えが降りてくるのに時間が掛かるわけですね。

その間に、塾が先手を打っている(ように見える)、という構図がなんとなく自分的にはしっくりきます。

それが、保護者にはもしかしたらたまたま真新しく目に映ったり、学校の対応が遅いという声にたまたま応えていたり、していたというのが真実っぽい。

逆にいうと、しっかりと国の狙いを理解してさえおけば、塾のポリシーはある程度守りつつも、世の中や国の意図に沿った指導スタイルはいかようにもできる、ということになってきます。

ま、そんな簡単な話ではないですけどw

塾の場合を例に極端な話をしてみます

非常に極端な話、問題が解けなければご飯抜きとか、体罰とか、あからさまに時代錯誤の教育をしてしまえば周囲もさすがにおかしいと気付くでしょう。

けど、微妙なズレだったりどうでしょうか?
違和感は持ちつつもあえて指摘までしないのかなと思います。ここは、個人的にはとても怖いなと思っているところです。

そう考えると、率先して国の方針や学校のシステムを理解していくことは、教育に携わる者であれば誰でもある程度嗜みとして押さえておくことは重要なのかなと思いました。