ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
話題の本、らしい。日本人の視点からイギリスの教育を見ることで、日本の教育の現状とこれから辿る可能性の高い未来について考えさせられました。
ドラマ教育(演劇教育)についても書かれているとのことだったので興味を持って読んだのですが、演劇が日常に溶け込んでいるのはやっぱり日本とは違いますね。
あと、個人個人のアイデンティティを尊重することは大事。だけど、もっと包括的な物の見方をしていかないと結局理想論で終わってしまう?そんなことも感じました。
自分は自分。けど、それを主張し過ぎてもいけないし、かと言って抑え過ぎてもいけない。他者を受け入れ、寛容な理解を示しつつも自分は自分であり続ける感覚って日本にいるとなかなか実感しにくい。ってなことはずっと考えさせられる本なので、そういう部分に興味があれば割と必読かも。
海外から、いろんな教育論や勉強法が紹介されますが、否応無しに現地で奮闘する様子が実践記録として綴られている点がおそらく新鮮なんだと思います。
ただ、まあ、一生モノの課題図書!は言い過ぎかな?😅