英検・漢検・数検「三大検定」の真実と、地域で会場を運営し続ける理由

英検・漢検・数検「三大検定」の真実と、地域で会場を運営し続ける理由

みつるん塾長です!

進級や進学の時期が近づくと、保護者の皆様から「結局、どの検定を受けさせるのが一番いいんですか?」というご質問をよくいただきます。

誰が言ったか(誰も言ってないかもしれませんが笑)、いわゆる「三大検定」の英検・漢検・数検。
それぞれの特性と、私がこの大崎市で検定会場を運営し続ける「裏側の想い」を少しだけお話しさせてください。

三大検定、それぞれの現在地

まずは、世の中の受検状況を客観的に見てみましょう。

**英検(実用英語技能検定)**
年間志願者数は約450万人と圧倒的です。多くの大学で「試験免除」や「得点換算」といった直接的なメリットがあるため、入試における「最強の実利」と言えるでしょう。

**漢検(日本漢字能力検定)**
年間志願者数は約137万人。全ての学習の土台となる語彙力を養います。
努力が結果に直結しやすいため、低学年から「学習習慣」を身につけるための最初の成功体験として最適です。

**数検(実用数学技能検定)**
年間志願者数は約29万人と少なめですが、だからこそ「数学が得意」という個性は際立ちます。

合格した瞬間の生徒の表情が最もパッと明るくなるのがこの数検。
未知の壁を突破したという「万能感に近い自信」が、その後の学習意欲を格段に引き上げるのを、私は現場で何度も見てきました。

目標はトリプルクラウン(三冠)

偏差値という移り変わる数字だけでなく、一生消えない「称号」を目標にするのも一つの手です。
いろいろ調べてみると、トリプルクラウン、トップクラウン、といった名称をつけて学校で表彰するところなんかもあるみたいですね。

**◆トリプルクラウン**
英・漢・数の3種すべてで2級を取得すること。高校卒業レベルを全方位で完遂した、文理バランスの取れた学力の証です。

**◆トップクラウン**
いずれかの検定で1級(中学生は準1級)を取得すること。一つの道を極めたスペシャリストの称号です。

仙台まで行かなくてもいい場所を、この街に

ここからは、私の個人的な考えのお話です。
大崎市に住んでいると、「検定を受けるために、わざわざ仙台まで行っているんです」という声を本当によく耳にします。

わずか1時間の試験のために、往復の移動時間と交通費をかけて遠出する。
この「地域のハードル」が、子どもたちの挑戦の芽を摘んでしまっているのではないかと感じてきました。

だからこそ、私たちは「塾生以外の方も受けられる、オープンな会場」として検定を実施しています。

赤字でも続ける理由

正直に申し上げます。検定の運営は、会場費や人件費を考えると「赤字」です。
事務手続きの手間を考えれば、例えば塾生限定にするのが経営としては正解かもしれません。

それでも、「誰かがやらないと、この街から挑戦の入り口が消えてしまう」。
地元の受検生が、慣れ親しんだ街で、気負わずに「一歩」を踏み出せる場所を守ること。

地道な活動ではありますが、これが地域の学力の底上げに繋がると信じて、この場所を守り続けなければと考えています。

まとめ:どれから受けるのが正解?

* 入試の実利を優先するなら、まずは英検。
* 学習習慣をつけたいなら、まずは漢検。
* 「自分はできる!」という爆発的な自信をつけたいなら、あえて数検。

どれが正解、ということはありません。
大事なのは、地域の誰もが「挑戦したい」と思った時に、すぐそばにその扉が開いていること。
トリプルクラウン制度、カラフル学舎で導入してみるのっていいかも、と思っています。