「伸びる子どもは○○がすごい」を読んだ

伸びる子どもは○○がすごい

大体いつも、穂波のTSUTAYAの週刊ランキングコーナーにある本を手にとって読んでいる。仕事としての読書、自分の興味を広げる読書、情報収集としての読書があるならば、TSUTAYAは情報収集としての読書に当てはまる。

感想

今回手にとったのは、「伸びる子どもは○○がすごい」(著:榎本博明)。

読んでみて、子どもに失敗してもいいんだよ、といかにして伝えるべきか考えさせられた。ネガティブな方がポジティブよりもいい場合がある、というデータは面白かった。失敗の経験があるからこそ慎重になる。だからいい成果が出始める。何事も途中で投げ出してはいけないということか。データは散りばめられているものの、内容に真新しさはなかったが、いろいろと再確認するには良かった。だから、この手の本が初めての人には情報が満載なので入口にはいいかと思う一方で、子育て世代が読みたい内容というわけでもなく、どういう人が買ってるのか気になった。案外、親ではなく、私のような仕事をしている人や、学校の先生とかが買うのかも。本のタイトルに釣られているのは若干あるな・・・。見方によっては、単なる筆者の主張というか「最近の若者は・・・」的な話と捉えられても仕方がないので、好き嫌いは分かれると思う。ちなみに、私の周りにいる若者は、みんな自己主張がはっきりしているんだけど協調生も併せ持っていて、仕事をテキパキまとめていく人が多い。みんな総じてフェア。フェアだから、相手が誰だろうと立場がなんだろうと意見を言ってくる感じ。個人的には助かっている。けど、筆者が私の立場だったら、もしかしたら批判的なことをなんやかんや言うかなと思う。あと、結局子育ては親のしつけ次第、という印象も残す本なので、うーん、やっぱりタイトルと内容が合ってないかもしれない。